虐待防止研修(介護職員) 

令和5年1月21日に虐待防止の研修と介護職員の資質の向上研修を兼ねて、本年度3回目のヘルパー研修を行いました。  講師は主任ケアマネージャー・社会福祉士・公認心理士などの資格を持つ方です。

まず、障がい者や高齢者の虐待防止について、不適切ケアから虐待に至ることが多いとのことです。 言葉遣いや「ちゃん」付けなどの接し方も、不適切ケアになるそうです。 虐待はいわゆる5類型に分類されますが、身体拘束も虐待にあたると再確認をしました。 訪問系では身体拘束は直接は関わりませんが、家族等による場合もあり得ます。

次に、不適切ケアのもととなりえる「怒り」についてアンガーマネージメントのお話がありました。 利用者に対しての怒りの発出はいけません。怒りは人の自然な感情でなくすことはできません。それを上手にコントロールするために、6秒待つ、笑顔の表情を作る、上手に怒るなどについて説明がありました。 自己主張には、攻撃、アサーティブ(主張と尊重)、非主張の3段階があるといわれ、アサーティブなることが怒りのコントロールの基本です。

講義のあと、質疑応答。 利用者の家族による利用者への「手出し」をどうしたらよいか、 長年の利用者と信頼関係がある中で「ちゃん」づけが本当にいけないのか、などの質問に講師の方が基本的な考え方を答えました。

本年度から障害福祉では虐待防止研修が義務化されましたが、8月におこなった虐待防止委員会に次ぎ、虐待防止研修で、日々の訪問ケアでの対応の仕方の基本的考え方が分かりました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です