映画:ピア~まちをつなぐもの~
地域包括ケアの啓発の一つとして、一般の方、医療・介護関係者向けに、映画:「ピア~まちをつなぐもの~」が入間市博物館で上映されました。ストーリーは、大学病院勤務だった若い医師が、倒れた父の診療所の跡を継ぎ、在宅医療の道を進みます。ケアマネージャ、薬剤師、介護福祉士、ヘルパー、理学療法士、作業療法士、管理栄養士、歯科医師などとの多職種連携の中で、癌ターミナルの患者さんを自宅で看取るストーリーです。医師のプライドと「病気を治す=命を助ける」が目標の急性期の先端医療の考えが、当初は地域の在宅医療・介護従事者との軋轢、患者さんからの反発を持たれます。しかし次第に、「病気を見るより病人を見る」「これ以上治療のできない患者さんの残りの人生の質(QOL)を上げて、家族とともに少しでも幸せに快適に過ごす」ことを学びます。
グレース訪問看護リハビリステーションからは、4人の看護師らが鑑賞しました。ターミナルの方の在宅での看取りも含め、多職種連携の難しさ、医療・介護関係者と患者さんとの信頼関係の維持など、すでに、仕事の中で日々実践していることなので目新しい感じはしないようでした。しかし、改めて、感情に訴える作品としてみると、涙を誘う場面もありました。
なぜ、在宅医療が必要なのかについてnetで調べてみると在宅診療を精力的に行っている医師の視点があり、納得できることでした。 尚、この映画は入間市在宅医療支援センターが主催しました。
グレース訪問看護リハビリステーション