訪問介護員・訪問看護師の研修を行いました
ヘルパーさんに向けて、資質やサービス提供の向上のため、令和3年度の第1回の研修を、6月26日に行いました。
外部のケアマネージャを講師として、「介護保険制度のしくみと訪問介護サービスのおさらい」のテーマで講義と活発な質疑応答ができました。 入間市の介護保険のパンフレットも参考に、制度の理解をした後、ADL・IADL・QOLの向上、重度化防止のためのサービス、自立支援、利用者本位といった理念にもとづいて、具体的サービスを提供する大切さを再確認しました。また、厚生労働省が平成30年に出した身体介護と生活介護の具体的な内容やしてはいけない事なども再度学びました。
質疑応答では、障害者が65歳以上になると介護保険が優先になる場合、利用者にとって要介護のレベルが低く認定されて、本人が困ることがある場合などの対応が話し合われました。ケアプランに基づいてのサービス提供ですが、利用者の状況を最も良く行っているヘルパーさんからケアマネージャに、情報提供や提案をしていく事も時には利用者のために必要となります。
また、IADLとは?という質問問も出ました。ADL=Activity of Daily Living は知っている人が多いでしたが、IADLは手段的ADLという意味で、料理が作れる、日常的な作業ができるということです。看護的に見ればADLは理学療法士の世界、IADLは作業療法士の世界といった感じでしょうか。
このヘルパー研修の日の午前中には、看護師のための「人工肛門の取り扱い:特に認知症の患者さんの場合」についてZOOMで、メーカー主催の研修を行いました。
グレースでは、こうした職員への研修を通して、質の高い介護や看護、そしてその連携による利用者様のQOLの向上を目指してまいります。